お椀でカチューユ
角萬漆器に併設されている
CAFE角萬は
「器が主語のカフェ」をコンセプトに
日々、お客さまをお迎えしております。
なかでもお茶の道具である
「棗なつめ」でアイスクリームを
提供するメニューは
CAFE角萬のシグネチャーメニューに
なっております。
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そしてこのたび、新しいシグネチャーメニューを
お披露目しております。
今回は
「お椀」を楽しんでいただきたいと考えまして
沖縄が誇る「カチューユ」を
琉球漆器でご提供いたします。
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このメニューに関しては
たくさんお伝えしたいことがあります。
まずは、「器が主語のカフェ」なので
「器」のお話から
店主は日頃より、角萬漆器がつくるお椀の口あたりの滑らかさを多くの人に体感してほしいと思っていました。
実に口当たりよく
まるできめ細かいベルベットのような滑らかな口当たり、時間に追われながらお椀を頂く時は、「少し落ち着きなさい」と
その忙しい時をなだめてくれるがごとく。
そして、「カチューユ」について
小さい頃、体調がすぐれない時に母や祖母がさっと作ってくれた味噌汁。
忙しい今は、鰹節と味噌をお湯で割るだけの味噌汁。
シンプルなのに、これほど栄養価が高くぬちぐすい(命のくすり)を感じる食事はあるだろうか。
そして飲みすすめるごとに風味の変化を感じながら、流れる時間もゆったりと。
最後は
このカチューユを監修して頂いた
meguro motobuの目黒龍二さん。
みなさんご存知ですよね
沖縄のカチューユの素晴らしさを
深掘りし、改めて教えてくれた方です。
青森県十和田市ご出身の目黒さんは
幼少期よりおばあさまの手料理を毎日
食べられていて。
今となっては、毎日手料理を食べられるのは
実に幸せなこと。
ましてや、おばあちゃんの手料理ならもっと。
目黒さんの食の原体験をお聞きすることで
我々としても提供するお椀のメニューを
目黒さんに監修していただく「カチューユ」にして
よかったと思っています。
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そして、目黒さんが繰り広げる食に対する思想は
何気なく食べ過ごしている我々に
「大事に食と向き合う」ことを教えてくれます。
目黒さんの「食」への思い。
そして、
我々角萬漆器が受け継いできた琉球漆器の「お椀」
この2つを味わいに。
とはいえあまり構えずに。
「カチューユ」楽しみにお越しください。
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